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 10月15日に島根大学にて「こどもの貧困と居場所を考える」映画上映会&シンポジウム」を開催しました。当日は一般の方と学生約170名の方が参加されました。この映画上映会&シンポジウムは、島根大学萌芽研究プロジェクト「山陰地域の生活課題解決に向けたアプローチ方法の探求と構築」及び島根大学法文学部山陰研究プロジェクト「山陰地域における地域包括ケアのあり方に関する動態的研究」が主催で開催されました。

 

 はじめに、映画上映会「さとにきたらええやん」が上映されました。日雇い労働者の街・釜ヶ崎で38年間続く子どもたちの集い場「こどもの里」を舞台に、人情が色濃く残る街の人々の奮闘を描く、涙と笑いあふれるドキュメンタリーです。続いて重江良樹監督によるアフタートークとミニシンポジウム「こどもの貧困と居場所を考える」が行われました。アフタートークでは、監督による撮影現場でのエピソードを織り交ぜた撮影秘話もお伺いすることができました。

 ミニシンポジウムでは、3名のシンポジストから農園活動を通じたこどもの支援、地域福福祉の視点からのこどもの支援、学校現場からみた子どもの貧困対策について報告がありました。その後、フロアからの質問を踏まえつつシンポジスト、監督、コメンテーター等を交えたパネルディスカッションが行われました。この映画上映会&ミニシンポジウムは、こどもの貧困問題を問いなおし、島根県のこどもの貧困についても考える機会となったのではないかと思います。

(宮本)

写真_アフタートークの様子

アフタートークの様子

 

写真_ミニシンポジウムの様子

ミニシンポジウムの様子