島根県立図書館での研究例会

 山陰研究共同プロジェクト(科学研究費補助金研究基盤研究(C)、研究代表者・要木純一法文学部教授)「近代山陰の政治と文化 ―『渡部寛一郎関係文書』『若槻礼次郎関係文書』に見る漢詩と政党政治の関係分析を通して―」の研究例会が、9月12日(月)、13日(火)の両日、法文学部、島根県立図書館で開かれました。

 

 

 本プロジェクトの研究例会は、「渡部寛一郎文書」(若槻礼次郎の師である同人旧蔵文書で、新雑賀町の原洋二氏所蔵)の解読・研究会としては月例で開催していますが、科研採択を機に、年間2~3回の予定で、拡大研究例会を開催するものです。

 

 12日は、研究計画に関する打合せの後、竹永三男氏「立憲民政党機関誌『民政』・立憲政友会機関誌『政友』に掲載された漢詩の基礎的検討」の報告の後、「渡部寛一郎文書」の解読を進めました。

 続く13日は、会場を島根県立図書館に移し、故入谷仙介名誉教授が収集し、島根県立図書館に寄贈された漢詩文学関係資料である「入谷文庫」の書庫内特別見学の後、松江に本拠地を置く全国的な漢詩結社「剪淞吟社」の関係文書を閲覧しながら、要木純一氏「若槻禮次郎と剪淞詩文」、道坂昭廣氏(京都大学)

「入谷仙介先生の山陰漢詩研究」の報告と討論を行いました。「剪淞吟社関係文書」の中には、信太淞北の筆になる同社の「表札」も保存されていました。

 この日は、入谷仙介氏が進められた山陰漢詩研究の意義と課題を確認し、研究プロジェクトの展開方向を協議しました。

 

 上記の写真は、島根県立図書館での研究報告の様子、以下の写真は「入谷文庫」に収められている剪淞吟社の表札です。表札の裏面には、「淞北」(同社の信太淞北)の名前が彫られています。 

剪淞吟社表札

剪淞吟社表札

剪淞吟社表札裏

剪淞吟社表札裏