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2014年11月26日に第17回山陰研究交流会を開催いたしました。
今回の研究交流会では情報経済論を研究しておられる野田先生より「オープンソース・ソフトウェアの活用と開発貢献における地域性の考察:2013年度調査分析報告」として報告をいただきました。
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野田哲夫先生

松江市を中心にIT産業振興としてプログラミング言語Rubyを活用した熱心な取り組みが盛んです。
これらは世界中にオープンにされているもので、世界のエンジニアたちは日々これの開発や改善に貢献しています。これをオープンソースソフトウエア(OSS)といいます。

今回の報告では、このOSSの活用と開発をめぐる企業行動についてのアンケート調査の結果を報告されました。
松江では開発の貢献が少ない企業もあり、なかなかOSSの高度な専門性を形成するにはいたっていない状況があることも紹介され、産業政策としての難しさなどが議論されました。

(文責:関)



次回の研究交流会について


次回は2014年12月24日(水) 午後4時15分より、大日方克己先生(法文学部)より「松江藩の延喜式校訂・出版事業と藍川慎(仮題)」と題してご報告いただきます。
お気軽にご参加ください。
 
また、今年度の開催スケジュールはこちらから確認できます。
山陰研究センターのブログ 山陰研究交流会開催スケジュール【2014.10.9更新】