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 7月11日に山陰サロンが開催され、法経学科の江渕武彦先生より、「集団的林野管理と入会権」と題して報告いただきました。

 冒頭、黒澤明監督の「7人の侍」などを引きながら、農民による生活・生産のための私的な自治組織が有していた財産が、明治維新を境にして公有林として接収されたり、一部は共有地として管理される入会権が設定されたことなど、歴史をさかのぼりながら『入会権』について解明されました。

 この入会権は、民法における共同所有権の特殊形態であることなどが、いくつかの論争の経緯などとあわせて詳細に報告されました。

 また、1966年の入会林野近代化法によって入会権を解消して生産森林組合が設立されていった経緯についても紹介され、その後の木材価格の低下などで解散事例が発生している現状についても紹介いただきました。

 議論・討論の中では、現代の森林管理についての現状や鉄山への草取りといった山陰地方独自の入会の形態についてなど、多くの議論に花が咲きました。
(関)