5月20日(日)大学会館3階・大集会室にて、第6回山陰研究センター講演会を開催しました。
当センターの研究プロジェクトに参加いただいているお二人の先生から、研究成果をわかりやすく披露していただきました。
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まず「医療に関する地域・住民参加―松江赤十字病院の取り組みの可能性―」と題して、大阪府立大学准教授・小野達也先生にお話しいただきました。

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地域住民にとってなくてはならない病院・医療のあり方について、住民みずからが主体的に考えていくための取り組みが不可欠であること、そのような中、松江赤十字病院で行われている、病院長みずから地区の公民館などへ出向いて住民と対話を重ねながら、高齢化や医師不足といった問題を乗り越えていく方法を住民と共に考えていくという取り組みは、全国的にも例がなく、今後の成果が大いに期待されるものであることを、わかりやすく紹介いただきました。


後半は、「裁判史研究の可能性」と題して、広島修道大学教授・矢野達雄先生にお話しいただきました。

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明治の近代化の中で、日本の裁判のあり方がどのような変遷をたどったかという点について、膨大な資料を調査された結果を踏まえて紹介いただきました。

当時の裁判関係の文書の中には廃棄処分の危機にさらされているものが多くあること、しかし実はそれらの文書の中にこそ、当時の裁判の様子を具体的に知ることのできる内容が含まれていることをお話しいただきました。これらの文書は、中国地方にも多く残っており、島根には特に重要なものが保存されているとのことです。


高校生をはじめ地域住民、医療・福祉に従事する方など、みなさん熱心に聴講され、終わってからも講師の先生に質問されるなど、充実した講演会となりました。
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