2010年5月に刊行された『人物しまね文学館』の続編が刊行されました(山陰中央新報社、1,680円)。

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芦田耕一先生(本学名誉教授)、佐々木杏里さん(手錢記念館学芸員)が、当センターの研究プロジェクトの成果をもとに、島根で江戸末期頃に活躍した文人、森為泰、富永芳久、広瀬百蘿等の伝記を執筆しています。

全編を通じて、島根が古来文学と深いかかわりを持ってきたということが示されています。

園山俊二や安野光雅をはじめとする島根出身の作者たち、また県外から島根を訪れて作品を書いた木下利玄、村松友視、道浦母都子ら、計58名の評伝は、いずれもそれぞれの文人の人生を描き出していて読み応えがあります。

田中則雄(当センター企画室、国文学)による本書の書評が、山陰中央新報(2012年5月20日版)に掲載されています。ご参照いただけると幸いです。

追記(2012年6月20日)


本センターホームページに上記新聞記事を掲載しました(山陰中央新報社・著作者の許諾を得て掲載しています)。
【BOOKS】続人物しまね文学館―文人を人間として紹介