2月29日(水)に第5回山陰研究交流会を開催しました。

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今回は、「明治期の松江市政と福岡世徳市長の活動―福岡世徳文書の解読成果をもとに―」をテーマに竹永三男先生(島根大学法文学部)にご発表いただきました。

 報告者が代表を務める山陰研究プロジェクト「近代松江の政治・文化史的研究―福岡世徳文書・渡部寛一郎文書の調査・整理・翻刻・分析を通して―」では、第一期プロジェクトと合わせて4年間の研究活動の中で、福岡世徳初代松江市長(在任期間1889年~1911年)の遺した史料(「公務手帳」12冊ほか)の解読を進めた。そして、このほど、前述の市長在任期間の「公務手帳」の中、10冊の全てを翻刻し、その内容を詳細に把握することができた。
 当日は、その成果をもとに、解読・翻刻によって明らかにできた次の諸点を報告する。

  1. 福岡世徳市長の経歴とその旅に関する既往の研究の概要
  2. 今回の解読・翻刻を通して確認した福岡世徳市長の活動と旅の全容
  3. 松江振興策との関連でみた福岡世徳市長の旅の目的
  4. 地方都市の市長としての陳情・情報収集活動の実態と特徴
  5. 福岡世徳松江市長の活動の基盤と特徴
  6. 明治期の「松江市政の安定性」とその条件としての福岡世徳市長の活動
  7. 福岡世徳研究の意義と今後の課題